始まりから終わりまで、全てを好き、または面白いといえる
本というのはあるだろうか。
反対にどの箇所も興味が湧かない、面白くないというものも
あるだろうか。
大なり小なり、全体の雰囲気なりはあっても、そういった事は
ないだろう。
どこかしら少しは面白いし、また何かしらは退屈に思える。
本の中身は容易く見捨てられるものではなく、また
全てが鵜呑みに出来るものではない。
工場で統一規格を用いない限り、人間の作るものの
バリエーションは無限である。千差万別、どこにでも
拾える箇所と捨てても気にならない箇所がある。
何処で何が生きるか、あるいは全然役に立たなくなるかは
そのときで無ければわからない。
好き嫌いはあるだろうが、そこに拒絶がなければ自然と広がる。
そういう雑食読書もオススメである。
全然興味ないジャンルから、自分に似通ったものを探す。
大好きな分野から、どうしても賛同できないところを見つける。
明暗色差がはっきりしているからこその発見がある。
天邪鬼というかウワバミというか、余裕があるなら
何でもかんでも少しはつまんでみると面白い。
本はいつも楽しく、常識を裏切ってくれる。
2015年09月19日のエントリー
読書の秋 断片編
2015年09月19日 · コメントは受け付けていません。 · 季節のコラム
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